黄金色の香り 金木犀バーム
こんにちは、kahoriです。南信州の朝晩は長袖が必要な日も多くなりました。そうかと思えば、午前中は肌寒くて厚着していても、午後から30℃近くまで気温が上昇したりする日もあり、身体がついていけません。皆さんはお変わりありませんか?
さて、暦の上では秋。もうすぐ中秋の名月もやってきます。月の美しい季節ですね。そして、秋の香り金木犀も地域によってはそろそろ咲き始める頃でしょうか?私が生まれ育った実家のリビング脇には金木犀がありました。ふんわり流れ込む黄金色の香りに思わずニンマリしていたのを思い出します。
今日はそんな金木犀を使った簡単に作れるバームのご紹介です。今回は植物油とミツロウを使った作り方でご紹介していますが、実は市販のワセリンでも作ることができます。金木犀の花が手に入る方はぜひこの機会にお試しください。
植物の繊細な香りを残す油脂吸着法とは?
さて、お気に入りの植物の香りを手に入れるにはどんな方法があるでしょうか?・ドライにする・精油のように水蒸気蒸留法で濃厚な香りを採油する・アルコールを用いる・そして油/脂に香りを移す油脂吸着法などがあります。油脂吸着法はローズやジャスミンなどの繊細な芳香成分を得るために古くから用いられていた方法で、豚や牛などの動物の脂をガラス板などに塗り、その上に新鮮なバラやジャスミンなどを敷き詰め香りを移していきます。今回はこの油脂吸着法を植物油を用いて行いたいと思います。
作る時のポイント
まず金木犀の花ですが、花開く直前、もしくは花開いて間もないものを使います。開ききってしまううと香りが薄くなってしまいます。また、可能であれば消毒などをしていないものが良いでしょう。植物油はオリーブ油、マカダミアナッツ油、アーモンド油などお好みで、花の香りを邪魔しないように無臭のものが良いでしょう。
では作り方をみていきましょう。
金木犀香るバーム
材料
・金木犀の花 適量
・植物油 20cc 軽く大さじ2杯
・金木犀の花 適量
・植物油 20cc 軽く大さじ2杯
・ミツロウ 4g前後 (約小さじ1杯)
・クリーム容器
必要な道具
・材料を溶かす耐熱容器
・かき混ぜる割り箸やマドラー
・湯煎用の鍋
・グローブ(火傷防止)
・キッチンペーパーなど
作り方
準備:容器や道具は消毒をしておきましょう。
1. 耐熱容器に軽量した植物油とミツロウを入れる。
*植物油をビーカーなどで軽量する場合は、しっかり目の高さのラインで確認しましょう。
2. 湯煎にかけてミツロウを溶かす。時々かき混ぜると早く溶けます。
3. ミツロウが溶けきったら、容器に手早く流し入れる。
4. バームが固まりしっかりと冷めたら、ガーゼやティーバッグに包んだ金木犀の花をバームの上に乗せ蓋をする。
5. 数日置きに花を取り替えてあげると良いでしょう。
6. バームに香りが移ったら完成です。
*1〜2ヶ月で使い切るようにしましょう。
*火傷をしないよう注意してください。
*自己責任のもとにお使いください。
金木犀以外でもローズやジャスミンなどでもお楽しみいただけます。植物油が手には入らない方はワセリンをバームのベースに代わりにすることが出来ます。こちらはサクッとお手軽に出来ますね。ご自身にとって無理のない方法で植物のある暮らしを楽しんでみましょう。
どうぞみなさん素敵な秋をおすごしください。
それではまた。 kahori
それではまた。 kahori
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